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PIVKA-Ⅱ
採取量
血液 : 1.5 mL
提出量
血清 : 0.5 mL
容器
保存方法
検査方法
CLEIA
基準範囲
40 mAU/mL 未満
実施料
139点
判断料
144点 (生化学的検査(Ⅱ)判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
EDTA2Naも検査可。
検体安定性
臨床意義
ビタミンK依存性の凝固因子として第Ⅱ、第VII、第IX、第X因子のほかプロテインC,プロテインSが知られている。これらはビタミンKが 不足すると活性のない蛋白が生成される。この蛋白をPIVKA(protein induced by Vitamin K absence or antagonist)といい、 Ⅱは第Ⅱ因子を示す。心房細動、脳塞栓症、肺塞栓症などの患者では抗血栓療法が必要で、 ワーファリンなどを投与して凝固活性を抑制する。この際にPIVKA-Ⅱが産生される。 一方、肝細胞癌でも肝実質細胞の機能低下から高率に出現することが 知られており、αフェトプロテインとともに肝細胞癌の腫瘍マーカーとして検査されている。
関連項目
プロトロンビン時間(PT) トロンボテスト(複合因子T) αフェトプロテイン(AFP) AFPレクチン分画 癌胎児性抗原(CEA) 塩基性フェトプロテイン(BFP) CA19-9 DUPAN-2 NCC-ST-439 SPan-1抗原 シアリルLex-i抗原(SLX) シフラ(サイトケラチン19フラグメント)