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CA125
採取量
血液 : 1.5 mL
提出量
血清 : 0.5 mL
容器
保存方法
検査方法
CLEIA
基準範囲
35.0 U/mL 以下
実施料
144点
判断料
144点 (生化学的検査(Ⅱ)判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
検体安定性
3ケ月
臨床意義
健康なときにはほとんど見られない特徴的な物質を、がん細胞が産生し、血液中などで検出できるものを、 「腫瘍マーカー」として保険収載されている。スクリーニング検査として行われるとともに、 数値の変動はがん細胞の進展とつながるため、治療経過の診断に用いられる。基準範囲による陰性陽性の判定では、 検出率を上げると検査の感度は上昇するが、特異度が下がり、がんでない人が陽性となる。 逆に、特異度を上げると感度が下がることになるなど、腫瘍マーカーは確定診断に向けたひとつの検査であり、 超音波検査や血管造影などの画像や生検によって総合的に診断される。 CA125は、卵巣癌に特異性が高く、とくに漿液性卵巣癌で高い陽性率を示す。 また妊娠初期(10週以前)および月経期に一過性の陽性を呈することがある。
関連項目
シアリルTn抗原 遊離HCG-β シアリルLex-i抗原(SLX) 癌胎児性抗原(CEA) 塩基性フェトプロテイン(BFP) 組織ポリペプチド抗原(TPA) CA19-9 DUPAN-2 NCC-ST-439 SPan-1抗原 シアリルLex-i抗原(SLX) CA72-4 SCC抗原 シフラ(サイトケラチン19フラグメント) ガストリン放出ペプチド前駆体(Pro GRP) 神経特異エノラーゼ(NSE)