351
コリンエステラーゼ(ChE)
採取量
血液 : 1.5 mL
提出量
血清 : 0.5 mL
容器
保存方法
検査方法
P-ヒドロキシベンゾイルコリン基質(JSCC標準化対応法)
基準範囲
213~501 U/L
実施料
11点
判断料
144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
検体安定性
14日
臨床意義
血中コリンエステラーゼ(ChE)は肝細胞の障害によって血中に逸脱する酵素ではなく、肝実質細胞で 合成され血中に分泌されると考えられている。肝炎急性増悪時の重症度判定、肝硬変の進行度、また 脂肪肝の鑑別等に有用であり、主に肝疾患により低下、有機リン剤による中毒でも低値を示す。遺伝性 ChE欠損症で活性消失、遺伝性ChE異常症で活性低下、ネフローゼ症候群、甲状腺機能亢進症などで 高値を示す。
関連項目
AST(GOT) ALT(GPT) LAP(ロイシンアミノペプチダーゼ) LD γ-GT(γ-GTP) アルブミン アルカリフォスファターゼ(ALP)