1150
プロテインS(遊離)
採取量
血液 : 1.8 mL (容器①)
提出量
クエン酸血漿 : 0.3 mL (容器②)
容器
保存方法
検査方法
LA(ラテックス凝集比濁法)
基準範囲
M:74~132 %   F:60~127 %
実施料
162点
判断料
125点 (血液学的検査判断料区分)
所要日数
3~4日
備考
3.2%クエン酸ナトリウム液0.2mL入り容器に血液1.8mLを正確に入れ、全量2.0mLにしてよく混和後、遠心分離し、血漿を凍結してご提出下さい。
検体安定性
2週
臨床意義
第Ⅴ因子と第Ⅷ因子は他の凝固因子と複合体を形成して、トロンビンやフィブリンの生成に関わっている。 一方で生体はこれらの反応が過剰に進まないよう、制御する機能がある。 トロンビンは血管内皮上にあるトロンボモジュリンがレセプターであるため結合すると 凝固活性化の機能が失われ、抗血栓的な働きをもつプロテインCを活性化する。 プロテインCはプロテインSの働きとともに活性化第Ⅴ因子と活性化第Ⅷ因子の不活性化により、 凝固機能を制御している。プロテインCやプロテインSの活性・蛋白量の検査は、血栓症患者の診断治療に用いられる。
関連項目
プロトロンビン時間(PT) 活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT) フィブリノーゲン(Fbg) プロテインC(活性) アンチトロンビンⅢ(AT-Ⅲ)(抗トロンビンⅢ)活性 トロンビン・アンチトロンビンⅢ複合体(TAT) t-PA・PAI-1複合体 第Ⅱ因子活性 第Ⅴ因子活性 第Ⅶ因子活性 第Ⅷ因子活性 第Ⅸ因子活性 第Ⅹ因子活性 第ⅩⅠ因子活性 第ⅩⅡ因子活性 第ⅩⅢ因子定量