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αアンチトリプシン(αAT)
採取量
血液 : 2.0 mL
提出量
血清 : 0.4 mL
容器
保存方法
検査方法
ネフェロメトリー
基準範囲
94~150 md/dL
実施料
80点
判断料
125点 (血液学的検査判断料区分)
所要日数
3~5日
備考
検体安定性
臨床意義
αアンチトリプシン(αAT)は分子量約5.2万の糖蛋白で、トリプシン、キモトリプシンなどを阻害する セリン・プロテアーゼインヒビターである。急性期反応蛋白の1つで、各種炎症や腫瘍性疾患で増加する。 一方、遺伝的な欠乏症が知られており、若年性肺気腫や慢性肝疾患などがある。 測定は抗原抗体反応させて生じた複合体に光線をあてて生ずる 散乱光を計測するネフェロメトリー法を用いて、予め標準液から作成した検量線から検体中の濃度を求める。
関連項目
αアシドグリコプロテイン ハプトグロビン CRP フェリチン 血清アミロイドA蛋白