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フェリチン
採取量
血液 : 1.5 mL
提出量
血清 : 0.5 mL
容器
保存方法
検査方法
CLIA
基準範囲
M:21.8~274.7   F:4.6~204.0 ng/mL
実施料
108点
判断料
144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
女性では加齢と共に増加傾向が認められます。 鉄欠乏性貧血または貧血のない鉄欠乏症の診断基準となる血清フェリチン値は12 ng/mL未満です。 〔鉄剤の適正使用による貧血治療指針(日本鉄バイオサイエンス学会)〕
検体安定性
3ケ月
臨床意義
フェリチンは鉄を含有する高分子の蛋白質で、体内において鉄貯蔵化合物としての機能を有し、 貯蔵鉄の約3分の2をしめる。フェリチンの測定は、初期の鉄欠乏を鋭敏に反映するとともに、 鉄欠乏性貧血における鉄剤投与の治療経過観察やサラセミア や鉄芽球性貧血等における鉄キレート剤投与でも有用である。 また、慢性炎症性疾患、感染症や悪性腫瘍などでフェリチン産生亢進がみられることがある。
関連項目
総鉄結合能 不飽和鉄結合能