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トリプシン
採取量
血液 : 2.0 mL
提出量
血清 : 0.5 mL
容器
保存方法
検査方法
ELISA
基準範囲
100~550 ng/mL
実施料
189点
判断料
144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
所要日数
3~5日
備考
「トリプシン」、「PSTI」を同時に測定した場合、実施料の算定はいずれか一方のみとなります。
検体安定性
臨床意義
トリプシンは膵液に含まれる蛋白分解酵素である。 血中に逸脱したトリプシンはα1アンチトリプシンや α2マクログォブリンと複合体を形成しており、単独では存在しない。 そのため酵素活性としての測定はできなく、免疫学的なRIA法(ニ抗体法)を用いて蛋白量を測定する。 トリプシンは他の臓器には存在しないため膵特異性が高く、急性膵炎などの膵臓疾患や膵腫瘍の診断、経過観察に有用である。
関連項目
血清アミラーゼ リパーゼ(血清) エラスターゼ1 膵ホスホリパーゼA2(膵PLA2 PFDテスト