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total P1NP(Ⅰ型プロコラーゲン-N-プロペプチド)
採取量
血液 : 1.0 mL
提出量
血清 : 0.4 mL
容器
保存方法
検査方法
ECLIA
基準範囲
男性 (30~83歳) 18.1~74.1 μg/L
女性 閉経前(30~44歳) 16.8~70.1 μg/L
女性 閉経後(45~79歳) 26.4~98.2 μg/L
実施料
169点
判断料
144点 (生化学的検査(Ⅱ)判断料区分)
所要日数
3~5日
備考
溶血検体でのご依頼は避けて下さい。(溶血の場合、データが低値傾向となります。) 「BAP]「IntactPⅠNP」「ALPアイソザイム(PAG電気泳動法)」および 「totalPⅠNP」のうち2項目以上を併せて実施した場合は主たるもののみ算定できます。
検体安定性
28日
臨床意義
P1NPは細長い形状の蛋白質で、血中に単量体や三量体として存在している。 Ⅰ型プロコラーゲンは骨芽細胞で生成され、細胞外に分泌された後、 Ⅰ型コラーゲンとしてコラーゲン線維に取り込まれるが、 その際に、切断されたC末端プロペプチド(P1CP)とN末端(P1NP)が血中に放出される。 これらの大半は骨組織に由来するため、骨形成マーカーとして有用である。 検査法のECLIAは単量体と三量体の両方を検出するとともに、RIA法より検査所要日数が 短縮されている。
関連項目
デオキシピリジノリン オステオカルシン Ⅰ型コラーゲン架橋-N-テロペプチド Ⅰ型コラーゲン-C-テロペプチド