総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
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3572
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total P1NP(Ⅰ型プロコラーゲン-N-プロペプチド)
- 検査方法
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ECLIA
- 基準範囲
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男性 (30~83歳) 18.1~74.1 μg/L
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女性 閉経前(30~44歳) 16.8~70.1 μg/L
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女性 閉経後(45~79歳) 26.4~98.2 μg/L
- 実施料
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169点
- 判断料
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144点 (生化学的検査(Ⅱ)判断料区分)
- 所要日数
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3~5日
- 備考
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溶血検体でのご依頼は避けて下さい。(溶血の場合、データが低値傾向となります。)
「BAP]「IntactPⅠNP」「ALPアイソザイム(PAG電気泳動法)」および
「totalPⅠNP」のうち2項目以上を併せて実施した場合は主たるもののみ算定できます。
- 検体安定性
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28日
- 臨床意義
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P1NPは細長い形状の蛋白質で、血中に単量体や三量体として存在している。
Ⅰ型プロコラーゲンは骨芽細胞で生成され、細胞外に分泌された後、
Ⅰ型コラーゲンとしてコラーゲン線維に取り込まれるが、
その際に、切断されたC末端プロペプチド(P1CP)とN末端(P1NP)が血中に放出される。
これらの大半は骨組織に由来するため、骨形成マーカーとして有用である。
検査法のECLIAは単量体と三量体の両方を検出するとともに、RIA法より検査所要日数が
短縮されている。