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抗トリコスポロン・アサヒ抗体
採取量
血液 : 1.5 mL
提出量
血清 : 0.3 mL
容器
保存方法
検査方法
ELISA法
基準範囲
陰性     0.15 CAI未満 
判定保留  0.15~0.30 CAI未満 
陽性     0.30 CAI以上 
実施料
873点
判断料
144点 (免疫学的検査判断料区分)
所要日数
9~18日
備考
CAI:Corrected Absorbance Index(補正吸光度)
検体安定性
臨床意義
夏型過敏性肺炎は、トリコスポロン属の真菌胞子の反復吸入により発症するアレルギー性肺疾患で、 日本の過敏性肺炎の約70%以上を占める特徴的な疾患である。 発症時期は、トリコスポロンが高温多湿の居住環境で増殖する7月をピークとした夏季に多く、 発症環境の大部分は患者自宅である。 居住環境から原因抗原が除去されずに再発を繰り返して慢性型に移行すると、 肺の線維化をきたし呼吸不全に至ることもあり、早期診断が必要である。 本検査は主要な原因抗原トリコスポロン・アサヒ(Trichosporon Asahii)に対する抗トリコスポロン・アサヒ抗体をELISA法で測定する。
関連項目
白血球数 CRP(C-反応性蛋白) IgE-CAP16(特異的アレルゲン16種)花粉症・鼻炎