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α2-プラスミンインヒビター・プラスミン複合体(PIC)
採取量
血液 : 1.8 mL (容器①)
提出量
クエン酸血漿 : 0.5 mL (容器②)
容器
保存方法
検査方法
ラテックス免疫比濁法
基準範囲
0.8 μg/mL 以下
実施料
158点
判断料
125点 (血液学的検査判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
3.2%クエン酸ナトリウム液0.2mL入り容器に血液1.8mLを正確に入れ、全量2.0mLにしてよく混和後、遠心分離し、血漿を凍結してご提出下さい。
検体安定性
臨床意義
播種性血管内凝固症候群(DIC)をはじめとする線溶系が亢進する疾患の病態把握のために測定する。 一般的に凝固系の活性化と連動して線溶系も活性化される(二次線溶)ため、PICの異常値は、 トロンビン・アンチトロンビンⅢ複合体(TAT)が異常値を示す病態と重なるものが多い。 DICではPICは著明な高値を示すが、その病態や基礎疾患、DICの時相によってはTATと相関を示さない場合もある。
関連項目
プラスミンノーゲン定量 FDP α2-プラスミンインヒビター活性(α2-PI)