480
リゾチーム(ムラミダーゼ)
採取量
血液 : 1.0 mL
提出量
血清 : 0.3 mL
容器
保存方法
検査方法
比濁法
基準範囲
4.2~11.5 μg/mL
実施料
判断料
所要日数
4~7日
備考
検体安定性
4週
臨床意義
リゾチームは細菌に対する溶菌酵素として発見され、生体防御に働くと考えられている。 血中濃度の上昇は好中球、単球、マクロファージに由来し、 消化器疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)や腎疾患(慢性糸球体腎炎、慢性腎不全)などの炎症反応のほか、 骨髄性および単球性白血病などでみられる。 リゾチームは低分子蛋白なため糸球体からろ過されるが、尿細管で再吸収される。 通常は尿中に出ないが、閾値を超えた著増でみられる。
関連項目
白血球数(WBC) 血液像