2802
13染色体(13トリソミー/Patau症候群)・RB1(13q14欠失解析)
採取量
血液 : 3.0 mL
提出量
ヘパリン加血液 : 3.0 mL
容器
保存方法
検査方法
FISH法
基準範囲
実施料
2631+397(加算)
判断料
125点 (血液学的検査判断料区分)
所要日数
5~7日
備考
13、18、および21染色体の各トリソミー解析は細胞分裂像での確認を原則とします。特にお急ぎの場合、間期核での確認も承ります(所要日数:3~6日)。その際は、予めご相談下さい。
検体安定性
臨床意義
染色体は対になった2本の22組と性染色体からなる。この対が3本のトリソミーでは 早期に流産することが多く、13番染色体、18番染色体、21番染色体の3種類が認められている。 13番染色体のトリソミーはPatau(パトー)症候群にみられ、 また、先天性網膜芽細胞腫(Retinoblastoma:RB)は13番染色体q長腕14に座位するRB1遺伝子の変異による 悪性腫瘍と報告されている。網膜芽細胞腫(RB)は小児に発症する悪性腫瘍である。 検査は遺伝子のマッピングや染色体転座などを調べるFISH(fluorescence in situ hybridization)で、 特定の塩基配列に結合するプローブ(蛍光物質で標識した短いDNA鎖)を 目的の遺伝子とハイブリダイゼーションさせ、 蛍光顕微鏡で観察する方法である。
関連項目
Gバンド分染法