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トロンボモジュリン(血漿)(TM)
採取量
血液 : 1.8 mL (容器①)
提出量
クエン酸血漿 : 0.3 mL (容器②)
容器
保存方法
検査方法
CLEIA
基準範囲
8.7~22.7 U/mL
実施料
204点
判断料
125点 (血液学的検査判断料区分)
所要日数
3~6日
備考
3.2%クエン酸ナトリウム液0.2mL入り容器に血液1.8mLを正確に入れ、全量2.0mLにしてよく混和後、遠心分離し、血漿を凍結してご提出下さい。
検体安定性
4週
臨床意義
トロンビンは血管内皮上にあるトロンボモジュリンがレセプターであるため結合すると 凝固活性化の機能が失われ、抗血栓的な働きをもつプロテインCを活性化する。 プロテインCはプロテインSの働きとともに活性化第Ⅴ因子と活性化第Ⅷ因子の不活性化により、 凝固機能を制御している。可溶性トロンボモジュリンは血管内皮細胞に傷害があると上昇してくることが知られており、 糖尿病、膠原病、溶血性尿毒症症候群(hemolytic uremic syndrome:HUS)、 血栓性血小板減少性紫斑病(Thrombotic Thrombocytopenic purpura:TTP)などで高値を示す。
関連項目
トロンビン・アンチトロンビンⅢ複合体(TAT) プロテインC(活性) プロテインS(遊離)