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サイクリックAMP(c-AMP)(蓄尿)
採取量
提出量
蓄尿 : 1.0 mL
容器
保存方法
検査方法
RIA(DCC法)
基準範囲
3.3~6.1 μmol/day
実施料
175点
判断料
144点 (生化学的検査(Ⅱ)判断料区分)
所要日数
5~11日
備考
酸性蓄尿も可。トルエン1~2mLを加え、冷所に蓄尿し、よく混和し所定量をご提出下さい。
検体安定性
12週
臨床意義
サイクリックAMP(c-AMP)は、ATPを基質としてアデニリルシクラーゼによって合成され、細胞内信号伝達(セカンドメッセンジャー)、 誘因物質、遺伝子調節など多くの生体機能に細胞内仲介物質として関与する。 臨床的意義は負荷試験において認められ、 肝予備能検査としてグルカゴン負荷10分後の血漿c-AMP値が利用される。 劇症肝炎や非代償性肝硬変で著明に低下し、急性肝炎では正常と変化なく、慢性肝炎で高値を示す。 また、Ellsworth-Howard試験(PTH負荷試験)による偽性副腎甲状腺機能低下症の病型鑑別に用いられる。 PTHを負荷した後に、尿中c-AMPを測定して腎由来のc-AMPを推測する。
関連項目
サイクリックAMP カテコールアミン3分画 アンジオテンシンⅠ アンジオテンシンⅡ