総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
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比濁時間分析法
- 基準範囲
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カットオフ値 1.0 pg/mL 以下
- 実施料
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243点
- 判断料
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144点 (免疫学的検査判断料区分)
- 所要日数
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3~4日
- 備考
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1.0 pg/mLは、グラム陰性桿菌による敗血症診断のカットオフ値です。本検査においては、
血漿中のエンドトキシンを測定致します。血液2mLを専用容器にて採血し、よく混和させ、速やかに冷蔵保存にてご提出下さい。
- 検体安定性
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- 臨床意義
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エンドトキシンは、グラム陰性桿菌の細胞壁外膜を構成している成分の1つで、リポ多糖体である。
血中に入ると発熱、血管内凝固、リンパ球活性化など重篤な症状を呈するので、迅速な検査が必要となる。
測定法は、カブトガニの血球抽出物にエンドトキンを加えると、
ゲル化することを利用したものであるが、(1→3)-β-D-グルカンも同様な反応を示すので、
β-D-グルカンによるG因子の活性化を抑制する前処置により、エンドトキシンを測定する。