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抗セントロメア抗体
採取量
血液 : 1.0 mL
提出量
血清 : 0.3 mL
容器
保存方法
検査方法
ELISA
基準範囲
陰性(-) 10.0未満
判定保留(±) 10.0~15.9
陽性(+) 16.0以上
実施料
179点
判断料
144点 (免疫学的検査判断料区分)
所要日数
3~5日
備考
検体安定性
臨床意義
セントロメア(Centromere)とは染色体の長腕と短腕が交差する部位で、細胞分裂の際に紡錘糸が付着する重要な領域である。 抗セントロメア抗体はこの領域に対する自己抗体で、本検査はEIA法で行う。 検出にはcentromere protein(CENP)-A、B、Cの3つ同定されている抗原の中から、 染色体分配を阻害するといわれるCENP-Bを用いる。 なお、間接蛍光抗体法で実施した際には、散在斑紋型に染め出されることで知られている。 臨床的には強皮症などで認められ、Scl-70抗体とともに検査し病型分類の診断に用いる。
関連項目
抗核抗体(ANA)