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C-ペプタイド(CPR)(尿)
採取量
提出量
尿 : 1.0 mL
容器
保存方法
検査方法
CLEIA
基準範囲
 μg/L
実施料
111点
判断料
144点 (生化学的検査(Ⅱ)判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
血液および尿の検体を同時に測定した場合は、血液の所定点数のみ算定できます。
検体安定性
3ケ月
臨床意義
C-ペプタイドは31個のアミノ酸からなるポリペプチドであり、インスリンの前駆体であるプロインスリンの構成成分である。 プロインスリンが膵β細胞内でプロセッシングを受けてインスリンが生成される際の副産物として生成され、 血中にインスリンとほぼ等モル量が分泌される。C-ペプタイド測定はインスリン分泌能をよく反映することから、 糖尿病患者における残存膵β細胞機能の指標として有用と云われている。 特にインスリン投与中の患者やインスリン抗体陽性の患者でインスリン測定が困難な場合の内因性インスリン分泌能指標として有用である。 またC-ペプタイドはインスリンと異なり、肝臓ではほとんど代謝されず、 腎臓で代謝されその一部が尿中に排泄されるので尿中C-ペプタイド測定はインスリン分泌能の指標として有用である。
関連項目
C-ペプタイド(CPR)(血液) 血糖 ヘモグロビンA1c(HbA1c)(NGSP) 1,5-アンヒドログルシトール(1,5-AG) グリコアルブミン(GA) インスリン 抗GAD抗体 インスリン抗体