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コルチゾール
採取量
血液 : 1.5 mL
提出量
血清 : 0.3 mL
容器
保存方法
検査方法
CLEIA
基準範囲
午前 4.1~19.2 μg/dL
実施料
127点
判断料
144点 (生化学的検査(Ⅱ)判断料区分)
所要日数
2~3日
備考
EDTA血漿も検査可。
検体安定性
3ヶ月
臨床意義
コルチゾールは、副腎皮質から産生されるグルココルチコイドである。 タンパク質、脂質そして炭水化物の代謝、筋肉と心筋保全の管理、炎症とアレルギー性活動の調節に 重要な役割をもち、日内変動や発熱を引き起こすようなストレス、深刻な精神病、もしくは精神的外傷 が副腎皮質の神経内分泌規則に影響を及ぼす。コルチゾールの合成・分泌は下垂体のACTH、視床下部の CRF(Corticotropin Releasing Factor)との間のネガティブフィードバック機構により 調節されている。また、コルチゾール濃度の異常な変化は視床下部、脳下垂体、もしく は副腎機能不全によって起こる。血中コルチゾールの測定、また、ACTH 刺激のような ストレス試験、もしくはデキサメタゾン抑制などは副腎に関連する疾患の診断に有用である。
関連項目
副腎皮質刺激ホルモン 遊離コルチゾール(非抱合型コルチゾール) 11-ハイドロキシコルチコステロイド(11-OHCS)