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尿中一般物質定性半定量検査 糖定性
採取量
提出量
尿 : 10.0 mL
容器
保存方法
検査方法
試験紙法
基準範囲
(-)
実施料
26点
判断料
所要日数
1~2日
備考
当該医療機関内で、検査を行った場合に算定。
検体安定性
臨床意義
尿中一般物質定性半定量検査(尿糖定性)は腎機能等のスクリーニング検査として行われる。 尿の採取は患者にほとんど負担をかけなく、繰り返して行うことが容易であるため汎用されている。 尿には健康な人でも 20mg/dL以下の糖排泄があるが、常用されている定性試験では検出されない。 糖は糸球体から排出された後、尿細管で再吸収を受ける。 そのため血糖が 170mg/dLの閾値を超えるまでは陽性にならない。 糖尿が陽性となった場合には、血糖検査、血糖負荷試験などの精査を行うが、 再吸収機能が低下する腎性糖尿では、正常な血糖域であっても糖が検出される。
関連項目
血糖 尿糖定量 尿沈渣