総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 採取量
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血液 : 10.0 mL
- 提出量
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EDTA加血液 : 10.0 mL
- 容器
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15 内分泌学用容器
- 保存方法
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冷(凍結不可)
- 検査方法
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解離試験
- 基準範囲
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- 実施料
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260点
- 判断料
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144点 (免疫学的検査判断料区分)
- 所要日数
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7~14日
- 備考
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- 検体安定性
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- 臨床意義
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ABO式血液型は、1900年にLandsteinerらにより発見された赤血球膜表面に存在する糖脂質抗原で、
A型、B型、AB型およびO型に分類される。
A型の人は赤血球にA抗原と血中に抗B抗体を、B型の人は赤血球にB抗原と血中に抗A抗体を、
AB型の人は赤血球にA, B両方の抗原と血清中にはどちらの抗体も有しなく、
O型の人は赤血球にA, Bの抗原がなく、血中に抗A抗体、抗B抗体を有する。
なお、抗原は5~7歳くらいになって、成人と同等な量に達するほか、さまざまな血液亜型も存在する。
A型ではA1, A2, A3, Ax, Am, Ael、B型ではB, B3, Bx, Bm, Bel、その他O型にボンベイ型、AB型にシスABなどである。
そのためABO式血液型検査では赤血球のA抗原とB抗原、および血清中の抗A抗体、抗B抗体を血球凝集の有無や強弱などに注意して調べ、
オモテ試験とウラ試験の結果が一致した時に判定できる。
不一致の場合には、上述の亜型も考慮して原因を調べる必要がある。
なお、乳児は、生後4か月までは母親から移行する抗A、抗B抗体が混入していることや、乳児自身の抗体産生が不十分なため、
オモテ試験のみの判定となる。その抗体価は、生後4か月頃より検出され5~10歳でピークとなり、加齢とともに低下する。
よって、乳児の血液型検査でオモテとウラが一致するのは、個体差を考慮して1年前後となる。