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網状赤血球数(レチクロ)(RET)
採取量
血液 : 2.0 mL
提出量
EDTA加血液 : 2.0 mL
容器
保存方法
冷(凍結不可)
検査方法
フローサイトメトリー法
基準範囲
5~19 ‰
実施料
12点
判断料
125点 (血液学的検査判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
検体安定性
臨床意義
赤血球は120日で寿命となり崩壊するが、骨髄で日々産生されており、核が抜けおちて末梢血中にでてくる。 網状赤血球は塩基性色素で超生体染色すると、顆粒状あるいは網状の構造物が染まる幼若な赤血球である。 これは残留するリボゾームやミクロソーム中のRNAが染まるためで、1~2日で成熟して消失する。 網状赤血球の上昇は造血能が亢進する場合で、鉄材を投与する貧血治療の際にみられる。 一方、再生不良性貧血では造血能が低下しているので上がらなく、 網状赤血球数は様々な貧血の診断・治療経過の観察に有用である。
関連項目
赤血球数(RBC) ヘモグロビン(Hb) ヘマトクリット(Ht) 平均赤血球容積(MCV) 平均赤血球血色素量(MCH) 平均赤血球血色素濃度(MCHC) 血液像