総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
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LA(ラテックス凝集比濁法)
- 基準範囲
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K鎖 3.3~19.4 mg/L
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L鎖 5.7~26.3 mg/L
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K/L比 0.26~1.65
- 実施料
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388点
- 判断料
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144点 (免疫学的検査判断料区分)
- 所要日数
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3~4日
- 備考
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- 検体安定性
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- 臨床意義
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免疫グロブリンはそれぞれ2本のH鎖とL鎖からなり、H鎖はγ鎖、α鎖、μ鎖、δ鎖、ε鎖の5種類でIgG、IgA、IgM、IgD、IgEに対応し、
L鎖はκ鎖とλ鎖のいずれかが結合する。
また、L鎖はH鎖より多く産生されるため、遊離L鎖のκ鎖とλ鎖を測ると一定の遊離L鎖κ/λ比が得られる。
多発性骨髄腫などのM蛋白血症では、特定の異常免疫グロビンが分泌されるとともに、
遊離L鎖もκ鎖またはλ鎖のいずれか一方が増加して、遊離L鎖κ/λ比に異常を呈する。