1593
レニン濃度(PRC)
採取量
血液 : 2.0 mL (容器①)
提出量
EDTA血漿 : 0.5 mL (容器②)
容器
保存方法
検査方法
RIA固相法(IRMA)
基準範囲
随時  3.2~36 pg/mL
臥位  2.5~21 pg/mL
立位  3.6~64 pg/mL
実施料
108点
判断料
144点 (生化学的検査(Ⅱ)判断料区分)
所要日数
3~6日
備考
「レニン活性(PRA)」と「レニン濃度(PRC)」を同時に測定した場合、 実施料の算定はいずれか一方のみとなります。
検体安定性
20日
臨床意義
レニンは、腎臓の傍糸球体装置で産生され、主に肝臓で産生されるレニン基質(アンギオテンシノーゲン)に作用し、アンギオテンシンⅠを産生する。 レニン活性は、血漿中のレニンとレニン基質とを一定時間反応させて生ずるアンギオテンシンⅠを測定したものであるため、 レニン濃度とは異なり、血漿中のレニン基質の増減により影響を受ける。 レニン濃度は、活性型レニンを認識する抗体により直接的に測定するので、レニン基質の影響を受けることなく、 正確にレニン量を測定することが出来る。レニンは、血管平滑筋収縮作用、副腎皮質アンドロステロン分泌促進作用を示す。 レニンーアンギオテンシン系の活性状態を知ることで、 高血圧疾患、低血圧疾患の鑑別、電解質失調の原因検索、水バランスの指標となる。
関連項目
レニン活性 アンギオテンシンⅠ アンギオテンシンⅡ アンギオテンシンⅠ転換酵素 アルドステロン