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インフルエンザ〈HI法〉
採取量
血液 : 2.0 mL
または 髄液 : 0.9 mL
提出量
血清 : 0.4 mL (容器①) 
または 髄液 : 0.9 mL (容器②)
容器
保存方法
検査方法
HI
基準範囲
血清 10 倍、   髄液 原液
実施料
79+79点
判断料
144点 (免疫学的検査判断料区分)
所要日数
4~6日
備考
インフルエンザA型およびB型の流行ワクチン株につき、一括検査実施いたします。
2019年11月現在の測定株は次の通りです。
A型:A/ブリスベン/02/2018(H1N1)pdm09、A/カンザス/14/2017(H3N2)
B型:B/ブーケット/3073/2013(山形系統)、B/メリーランド/15/2016(ビクトリア系統)
検体安定性
4週
臨床意義
インフルエンザは急性の呼吸器系伝染病を代表するウイルス性疾患で、 A型、B型およびC型に構造蛋白質の抗原性の違いから分かれる。 臨床検査ではインフルエンザA・B迅速試験が多用されているが、 鼻腔や咽頭ぬぐい液の採取が困難な場合は血清や髄液中の抗体価測定が有用である。 方法は、CF(補体結合反応)、HI(赤血球凝集抑制試験)などであるが、多くの患者は再感染であるため、 一定期間を開けたペア血清で、抗体価の上昇を確認する必要がある。
関連項目
インフルエンザA型 CF インフルエンザB型 CF