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抗胃壁細胞抗体(抗パリエタル細胞抗体)
採取量
血液 : 1.0 mL
提出量
血清 : 0.3 mL
容器
保存方法
検査方法
FAT
基準範囲
10倍未満
実施料
判断料
所要日数
3~5日
備考
検体安定性
臨床意義
ビタミンB12(VB12)は葉酸とともに細胞分裂でDNA合成する際に欠かせなく、悪性貧血が疑われる場合に検査される。 このVB12は胃壁細胞から分泌される内因子と結合して小腸から吸収されるため、抗内因子抗体や抗胃壁細胞抗体に起因する吸収阻害が知られている。 抗胃壁細胞抗体は抗内因子抗体より悪性貧血に対する特異性は低いとされるが、萎縮性胃炎、甲状腺疾患、SLEなど膠原病においても出現する。
関連項目
ビタミンB12