総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
-
HPLC
- 基準範囲
-
5.5~16.8 μg/mL
- 実施料
-
314点
- 判断料
-
144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
- 所要日数
-
5~7日
- 備考
-
遠心分離した血清を正確に0.5mL専用容器(No.81 ②)に加え、混和後遠心分離し、その上清を遮光容器(No.85 ③)でご提出ください。
- 検体安定性
-
7日
- 臨床意義
-
ビタミンC(アスコルビン酸)はヒトやサルでは体内合成できないため、野菜や柑橘類などから摂取しなければならなく、
欠乏して結合織が脆くなり、歯茎や鼻腔から出血を起こす「壊血病」が知られている。
ビタミンCは皮膚や腱、骨や血管にある繊維成分の生成に関わる他、抗酸化物質として過酸化脂質や活性酸素の分解に関わっている。
ビタミンCの測定では、不安定で壊れやすいため、採血後直ちに血清分離し、安定化剤を加え遮光する。
また尿中に多量のビタミンCが存在すると、尿糖検査や潜血反応が還元作用により偽陰性を呈することがある。