総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
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LA(ラテックス凝集比濁法)
- 基準範囲
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150 μg/L 以下
- 実施料
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104点
- 判断料
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144点 (免疫学的検査判断料区分)
- 所要日数
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1~2日
- 備考
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尿はpH5.5~7.5を確認の上、ご提出下さい。酸性蓄尿は不可。
- 検体安定性
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3ケ月
- 臨床意義
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β2マイクログロブリン(BMG)は、低分子血漿蛋白の1つで、
分子量が小さいため腎糸球体を自由に通過するが、このうち99%以上が近位尿細管で再吸収、
異化され尿中への排泄量はごくわずかにすぎない。BMGの体内生産はほぼ一定と考えられ、
血中での変動は、主として糸球体濾過値(GFR)に左右される。すなわち、両者はほぼ直線的な負の相関を示し、
GFRが1/2に低下すれば血清BMGはほぼ2倍に上昇する。
尿中への排泄は尿細管障害の際に、再吸収や異化が障害されるために増加する。