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セロトニン(5-HT)
採取量
血液 : 0.6 mL
提出量
EDTA加血液 : 0.6 mL
容器
保存方法
検査方法
LC-MS/MS
基準範囲
52.8~200 ng/mL
実施料
判断料
所要日数
4~10日
備考
ガラス管の場合は、プラスチック容器に移してから凍結して下さい。
検体安定性
4週
臨床意義
セロトニン(5-HT)は、中枢神経系において、神経伝達物質として働く生理活性物質で、 生体リズム、神経内分泌、睡眠、体温調節に関与する。 主たる作用は、骨格筋血管を除く血管平滑筋収縮作用、消化管における運動や分泌調節、および血小板凝集作用があげられる。 検査は、カルチノイドからセロトニンなどが生成分泌されて発症するカルチノイド症候群の診断に有用である。 この際、尿中5-ハイドロキシインドール酢酸(5-HIAA、セロトニン代謝産物)も増加する。
関連項目
5-ハイドロキシインドール酢酸