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プロラクチン(PRL)
採取量
血液 : 1.5 mL
提出量
血清 : 0.5 mL
容器
保存方法
検査方法
CLIA
基準範囲
M:3.58~12.78   F:6.12~30.54 ng/mL
実施料
98点
判断料
144点 (生化学的検査(Ⅱ)判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
検体安定性
3ヶ月
臨床意義
プロラクチン(PRL)は、脳下垂体前葉より分泌される蛋白ホルモンである。プロラクチンの分泌は他の下垂体前葉ホルモンと異なり、 特定の標的内分泌腺を持たず末梢ホルモンによるフィードバックを受けないが、 視床下部からのプロラクチン分泌抑制因子(PIF)と促進因子(PRF)による抑制と促進の二重調節を受けている。 通常は主としてPIFにより抑制的に支配されている。 プロラクチンが過剰に分泌されると男女ともに性機能が抑制され、性機能低下症、乳汁漏出・無月経症が見られ、 測定が有用となる。また下垂体腺腫とくにプロラクチン産生腫瘍の診断に用いられ、術後の指針としても利用できる。
関連項目
LH FSH 副腎皮質刺激ホルモン プロジェステロン エストラジオール エストリオール テストステロン