総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
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ECLIA
- 基準範囲
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M:2.47 ng/mL以下 F:0.13~9.88 ng/mL
- 実施料
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111点
- 判断料
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144点 (生化学的検査(Ⅱ)判断料区分)
- 所要日数
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3~5日
- 備考
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- 検体安定性
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- 臨床意義
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成長ホルモン(GH)は、成長に関する作用(骨、筋肉)と代謝(炭水化物、蛋白質、脂質)を
コントロールする作用があり、脳下垂体前葉のGH分泌細胞から分泌されるため、脳下垂体前葉機能の診断
に有用である。分泌は、成長ホルモン分泌促進因子(GRF)と成長ホルモン分泌抑制因子(ソマトスタチ
ン)およびグレリンなどにより調節を受けている。血中濃度測定は、末端肥大症、下垂体性巨人症などの
高値の場合、その診断および経過観察に、低値の場合は、低身長を認めGH分泌欠乏症を疑う場合や、
視床下部、脳下垂体の機能障害を評価する場合に行われる。血中濃度測定は、血中GHの脈動的分泌による
高値を否定するため、複数回測定や尿中GHの測定を行う。