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尿中アミラーゼアイソザイム(AMYアイソザイム)
採取量
提出量
尿 : 1.0 mL
容器
保存方法
検査方法
アガロース電気泳動法
基準範囲
S:17.7~61.3 %
P:38.7~82.3 %
実施料
48点
判断料
144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
所要日数
3~5日
備考
検体安定性
臨床意義
アミラーゼの検査は、膵疾患の早期診断・経過観察に利用されるが、膵疾患以外の病態でも増加する ので、その際にアミラーゼアイソザイムの測定も行うと、由来臓器の推定ができる。 ヒト体液中には膵型(P型)と唾液腺型(S型)の2種類のアイソザイムが存在する。P型が膵臓に極めて 特異的に存在するのに対して、S型は唾液腺の他に、卵巣、肺、肝、小腸にも存在する。アミラーゼ活性が 高値であるにもかかわらず、尿中活性が低値の乖離現象がみられた場合はマクロアミラーゼ(アミラーゼ 結合免疫グロブリン)の可能性がある。
関連項目
血清アミラーゼ 尿アミラーゼ 膵アミラーゼ 尿中膵アミラーゼ