総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
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- 《受託中止 平成30年3月31日受付迄》
ZTT(硫酸亜鉛試験)
- 検査方法
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比濁法
- 基準範囲
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2.0 ~ 12.0 KU
- 実施料
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11点
- 判断料
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144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
- 所要日数
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1~2日
- 備考
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- 検体安定性
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2日
- 臨床意義
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TTTとZTTは肝障害を見るための代表的な血清膠質反応である。血清に種々の蛋白変性試薬を加えた時の混濁や沈殿の生成を測定するもので、
主に血清アルブミンの減少と、γ-グロブリンの増加を反映して高値をとる。
膠質反応は各種肝障害時における複数項目の血清蛋白成分の量的、質的異常を迅速簡便かつ安価に知る方法として現在もなお使用されている。
低値側の臨床的意義は少ない。高値を示す病態としては、肝疾患、高脂血症、
慢性感染症、膠原病、ネフローゼ症候群、多発性骨髄腫などが知られている。