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リチウム
採取量
血液 : 2.0 mL (容器①)
提出量
血清 : 0.5 mL (容器②)
容器
保存方法
検査方法
比色法
有効治療濃度
0.3~1.2 mEq/L
実施料
[470]点
判断料
所要日数
3~5日
備考
検体安定性
臨床意義
炭酸リチウムは中枢神経に作用して気分の高揚を抑え、躁病および躁うつ病の躁状態の改善に用いられている。 薬物治療効果は個人によって、吸収、代謝等に差があるとともに、 同一の血中濃度が得られていても薬理効果や副作用が異なる。 そこで薬物治療の有効性と安全性を求めて、薬物血中濃度を測定し解析する 薬物治療モニタリング(TDM:Therapeutic Drug Monitoring)が実施されている。 この検査は特定薬剤治療管理料として抗てんかん剤、向精神薬、抗不整脈剤、抗生剤、抗悪性腫瘍剤、 免疫抑制剤などが保険収載されている。
関連項目
クロルプロマジン ハロペリドール ブロムペリドール