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梅毒TP抗体定性(LA)
採取量
血液 : 1.5 mL
提出量
血清 : 0.5 mL
容器
保存方法
検査方法
LA
基準範囲
(-)
実施料
32点
判断料
144点 (免疫学的検査判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
定性、定量検査を同時に行った場合、点数は定量検査の所定点数のみ算定されます。
検体安定性
7日
臨床意義
梅毒は病原性トレポネーマ・パリーダム(Treponema pallidum:TP)が原因で起こる感染症で、 主として性行為または類似の行為により感染する性感染症(STD)の代表的疾患である。 梅毒の確定診断は患部からの梅毒トレポネーマ・パリーダムの直接検出または梅毒血清反応を行う。 梅毒血清反応には、脂質抗原を用いるSTS 法(RPR 法)とトレポネーマ・パリーダムを抗原として用いる反応(TPLA 法、FTA-ABS 法)がある。 本法は、血中の梅毒トレポネーマ・パリーダムに対する特異抗体を検出することで、梅毒の血清学的診断を行う。 いったん抗体を獲得すると、TPLA やFTA-ABS ではほぼ生涯にわたり長期間陽性となるため、梅毒の既往を知るには有用である。 その反面、治癒後も陽性を保つため治療効果の判定には、STS の方が適している。
関連項目
梅毒脂質抗体定性(RPR) 梅毒定性(FTA-ABS法)