総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
-
金コロイド比色法
- 基準範囲
-
M:0.63~0.95 F:0.56~0.87 mg/L
- 実施料
-
118点
- 判断料
-
-
- 所要日数
-
1~2日
- 備考
-
-
- 検体安定性
-
-
- 臨床意義
-
シスタチンC血中濃度は、クレアチニンやβ2-マイクログロブリン等の体内外因子にその生産量が
影響される従来の内因性マーカーよりも正確に糸球体濾過率(GFR)を評価できる。
血中に分泌されたシスタチンCは、糸球体基底膜通過に十分な低分子サイズのため、すみやかに腎糸球体
で濾過される。そして、そのほとんどが近位尿細管で再吸収後異化され、再度血中にもどることはない。
生産量が体内外の因子に影響されることなく常に一定である点と、血中からの排出が糸球体濾過によって
のみ行われているというシスタチンCの性質は、糸球体濾過率(GFR)の指標としての内因性マーカーとし
て理想的なものである。