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子宮頸管粘液中顆粒球エラスターゼ
採取量
提出量
子宮頸管粘液
容器
保存方法
検査方法
LA(ラテックス凝集比濁法)
基準範囲
1.60 μg/mL 以下
実施料
122点
判断料
34点 (尿・糞便等検査判断料区分)
所要日数
3~4日
備考
検体採取は膣洗浄前に行って下さい。必ず専用の採取器具を用い、抽出・濾過検体にてご提出下さい
検体安定性
12週
臨床意義
子宮頸管粘液中の好中球(顆粒球)に含まれるプロテアーゼの一種をいう。顆粒球エラスターゼは、細菌 感染などの炎症時に生体防御のため放出され、異物の処理に重要な役割を果たす。 子宮頚管部より採取した粘液を検体として、顆粒球エラスターゼを測定することにより、頚管炎、膣炎の 有無、切迫早産などを早期に発見するマーカーとなる。全身性炎症マーカーとしCRPが知られるが、 子宮頸管粘液中顆粒球エラスターゼは局所の炎症状態を反映している。
関連項目
頸管膣分泌液中癌胎児性フィブロネクチン