総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
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IC
- 基準範囲
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陰性(-)
- 実施料
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108点
- 判断料
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144点 (免疫学的検査判断料区分)
- 所要日数
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1~2日
- 備考
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スクリーニング検査としてご利用下さい。実施料は「HCV抗体(定性・定量)」として一連の算定となります。C型肝炎ウイルス(HCV)感染の診断は、本検査の結果のみで行わず、HCV-RNA測定等、他の検査結果および臨床経過を考慮して総合的にご判断下さい。
- 検体安定性
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3ケ月
- 臨床意義
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C型肝炎ウイルス(HCV)は一本鎖RNAで約9600塩基からなる。
遺伝子変異の速いウイルスで、血液を介して肝臓に感染して高率に持続感染を引き起こし、慢性肝炎から肝硬変、肝細胞癌を発症させる。
本測定は、HCV抗体測定試薬としてHCV遺伝子のコア領域と非構造領域(NS)であるNS3とNS4領域の抗原を使用した第二世代抗体測定試薬に、
さらにNS5領域の抗原を加えた第三世代抗体試薬で、HCV感染のスクリーニング検査として広く使用されている。
C型肝炎ウイルス(HCV)抗体の検出は、C型肝炎の診断の補助と輸血後肝炎の予防など、臨床的に有用とされている。