総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
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CLEIA
- 基準範囲
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4.000 ng/mL 以下
- 実施料
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127点
- 判断料
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144点 (生化学的検査(Ⅱ)判断料区分)
- 所要日数
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1~2日
- 備考
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- 検体安定性
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3ケ月
- 臨床意義
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健康なときにはほとんど見られない特徴的な物質を、がん細胞が産生し、血液中などで検出できるものを、
「腫瘍マーカー」として保険収載されている。スクリーニング検査として行われるとともに、
数値の変動はがん細胞の進展とつながるため、治療経過の診断に用いられる。
基準範囲による陰性陽性の判定では、検出率を上げると検査の感度は上昇するが、
特異度が下がり、がんでない人が陽性となる。逆に、特異度を上げると感度が下がることになるなど、
腫瘍マーカーは確定診断に向けたひとつの検査であり、
超音波検査や血管造影などの画像や生検によって総合的に診断される。
PSAの検査では1986 年Hybritech 社のPSA-タンデムが認可された後、次々と新たな測定キットが開発されてきた。
免疫学的方法で測定できるのは結合型PSA-ACTと遊離型PSA(Free PSA)の2種があって、
以前は、Free PSAの測定にキット間差が指摘されたが、標準物質の改善などを経て、
いくつかの検査法や試薬が用いられている。
PSAは正常前立腺組織、前立腺肥大組織、悪性の前立腺組織、前立腺液、精漿中に存在し、
前立腺組織に特異的なマーカーである。血清PSA濃度は、良性疾患である前立腺肥大症、
及び前立腺や隣接する組織などの炎症でも上昇する場合がある。
また、前立腺への刺激により一過性に上昇することがあるので、値の解釈には注意が必要である。