総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
-
EIA
- 基準範囲
-
陰性(-) index 0.80未満
- 実施料
-
212点
- 判断料
-
144点 (免疫学的検査判断料区分)
- 所要日数
-
4~6日
- 備考
-
-
- 検体安定性
-
4週
- 臨床意義
-
おたふく風邪として知られる耳下腺腫脹を主症状とするウイルス感染症で、
患者との直接接触や飛沫などにより感染する。小児期には軽症な感染症であるが、
成人が感染した場合は 無菌性髄膜炎、睾丸炎、卵巣炎など重症化がみられる。
検査方法としては、CF(補体結合反応)、HI(赤血球凝集抑制試験)、NT(中和試験)、
EIA(酵素免疫法)などが用いられる。
CFは簡便な検査で比較的早期に抗体価の上昇をみることができるが、型特異性に乏しい。
NTは検査に時間を要するが、ウイルス特異性および型特異性が高い。
EIAは抗体の免疫グロブリンクラス測定が可能となるので、IgG抗体が感染既往の推定に対して、
IgM抗体の上昇では初感染を推定することができる。