総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
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FAT
- 基準範囲
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血清 10 倍、 髄液 原液
- 実施料
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212点
- 判断料
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144点 (免疫学的検査判断料区分)
- 所要日数
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4~6日
- 備考
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- 検体安定性
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- 臨床意義
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EBV(Epstein-Barr virus)の感染が疑わる場合は、いくつかの検査を組み合わせて行う。
EB-VCA(Viral Capsid Antigen 外殻抗原)IgM抗体および
EA(Early Antigen )抗体は感染の早期に出現し、細胞全体に分布するアルコール非感受性のEA-Dと
細胞質に限局するアルコール感受性EA-Rがあって、臨床検査ではEA-DRとして検査されている。
感染回復期や感染既往者には核内抗原EBNA(EB-nuclear antigen)抗体やEB-VCA IgG抗体をみとめる。
EBウイルスは健常人で広く不顕性感染するが、伝染性単核症(IM:Infectious mononucleosis)の原因ウイルスで
あるとともに、リンパ腫、ホジキン病との関わりや成人咽頭癌ではIgA抗体についての報告がある。