総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
-
電気泳動法
- 基準範囲
-
ALB 55.8 ~ 66.1 百分率(%)
-
α1- GLB 2.9 ~ 4.9百分率(%)
-
α2- GLB 7.1 ~ 11.8百分率(%)
-
β1- GLB 4.7 ~ 7.2百分率(%)
-
β2- GLB 3.2 ~ 6.5百分率(%)
-
γ - GLB 11.1 ~ 18.8百分率(%)
-
A/G 1.3 ~ 1.9
- 実施料
-
18点
- 判断料
-
144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
- 所要日数
-
3~4日
- 備考
-
溶血でのご提出は避けて下さい。造影剤などの薬剤を投与された場合には検査値に影響が見られる場合があります。
「蛋白分画」、「総蛋白」および「アルブミン」を併せて測定した場合は、主たる2つの所定点数を算定できます。
- 検体安定性
-
7日
- 臨床意義
-
血漿蛋白質は生体を維持する上でそれぞれ独特の役割を持つが、この構成比からさまざまな病態の把握を行うのが蛋白分画の検査である。
蛋白分画は個々の蛋白測定に比べ、疾患特異性や感度は劣るが、
迅速、簡便かつ安価に血清蛋白全体の状況が把握できる利点を持ち、数値とともに分画パターンから、
重要な生体情報が得られる。このため日本臨床検査医学会の提案する「日常診療における基本的臨床検査」に採用されている。
また、炎症性疾患や肝障害、低蛋白血症の解析等とともに、M蛋白を伴う多発性骨髄腫、悪性リンパ腫などのスクリーニング、
早期診断の向上も期待されている。