総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
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食塩水法、アルブミン法、クームス法
- 基準範囲
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- 実施料
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30点+47点
- 判断料
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- 所要日数
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1~2日
- 備考
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輸血に伴って行った交差試験または間接クームス検査は、1回につき30点又は34点が輸血料に加算されます。
- 検体安定性
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72時間
- 臨床意義
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交差適合試験は輸血前検査として、溶血性輸血副作用防止の最後の砦となる重要な検査である。
輸血用血液と患者血液との間に血液型抗体に起因する抗原抗体反応が起こるかをあらかじめ試験管内で検査し、
輸血後に起こる溶血反応を未然に防止するための手段である。
交差適合試験には主試験と副試験とがあり、主試験は患者血清(血漿)と供血者赤血球の反応、
副試験は患者赤血球と供血者血漿の反応をみる。ただし、赤十字血液センターではすべての供血者について
不規則抗体の有無を確認したうえで輸血用血液を供給しているので、患者のABO、Rh(D)血液型及び不規則抗体が
存在しないことを確認すれば、副試験は省略することができる。
術式としては、ABO血液型の不適合を検出でき、かつ37℃で反応する臨床的に意義のある
不規則抗体を検出できる生理食塩液法、アルブミン法、間接抗グロブリン法を試験管にて検査する。