総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 採取量
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血液 : 2.0 mL
- 提出量
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EDTA加血液 : 2.0 mL
- 容器
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14 血球検査用容器
- 保存方法
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冷(凍結不可)
- 検査方法
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SLS-Hb法
- 基準範囲
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M:14.0~18.0 F:12.0~16.0 g/dL
- 実施料
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21点
- 判断料
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125点 (血液学的検査判断料区分)
- 所要日数
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1~2日
- 備考
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実施料は「末梢血液一般検査」として一連の算定となります。
- 検体安定性
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- 臨床意義
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赤血球数、ヘモグロビンおよびヘマトクリットは血液疾患の診断および病態解析、
治療効果の判定、経過観察、重症度の判定、予後推定などに汎用されている。
赤血球数に加え、肺から末梢に酸素を運ぶための鉄蛋白であるヘモグロビン量および
血液中の赤血球容積率のヘマトクリットの測定値から、赤血球1個の平均サイズである平均赤血球容積(MCV)、
赤血球1個の平均ヘモグロビン量である平均赤血球血色素量(MCH)が得られる。
MCVやMCHが大きく、赤血球数の少ない貧血では悪性貧血などに代表される巨赤芽球性貧血が疑われ、
一方、鉄欠乏性貧血ではMCVやMCHが低下しているため、赤血球指数(MCV,MCH,MCHC)が汎用される。
もうひとつの平均赤血球血色素濃度(MCHC)は赤血球の容積に対するヘモグロビン濃度であり、
変動の少ない指数であることから、測定精度の指標としても有用なデータとなっている。